PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

「長い長い殺人」 宮部みゆき

長い長い殺人 長い長い殺人
宮部 みゆき (1997/05)
光文社
この商品の詳細を見る

1997年にあった出来事で思い浮かぶのは、酒鬼薔薇事件・香港返還・ダイアナ元皇太子妃、事故死。そしてオレが宮部みゆきの本に、初めて出会った年。
友達から何気なく本を借りたのが本書でした。それまでは一通り本は読んでたけども、全く知らない作家だったのであんまり期待はしてませんでしが、それは大きな誤りでした。 文字通り寝食を忘れ貪るように読みまくり、結局寝ないで読みあげて友達に返却しました。前置きが長くなりましたが、あの時の友達には深く感謝しております。

この本を一言で表すならば、「財布」が主役って事です。
財布の擬人化なんて本は、前代未聞ですよね。財布の目線、財布が聞こえる音だけで物語は進んでいくのです。
財布なんて大体ポケットや、バッグに入れてるもんだから大抵は刑事の話し声や物音で、財布自身が推理し考え読者に教えてくれるんです。限定的な制約の中でここまで破綻なしに、組み立てられる作者は天才だと当時思ってました。
財布の持ち主によっても、性格や考え方も全く違うのでとても感心した覚えがあります。バラバラだった話が、後半ひとつにまとまっていくのは感動的。
(文中敬称略)

| 読書 | 23時22分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















非公開コメント

http://dadidudedon.blog54.fc2.com/tb.php/131-c5e32c58

PREV | PAGE-SELECT | NEXT